沿革

社会福祉法人「戸越ひまわり福祉会」が誕生するまで

1961年(昭和36年) 品川区立保育園創設(品川・荏原・大井・ゆたかの4園開園)
1963年(昭和38年) 1月 こぐま保育所設立準備委員会結成
8月 こぐま保育園創設
1969年(昭和44年) こぐま保育園第一次認可保育園建設運動(請願)

認可保育園への道
1969年(昭和44年)品川区議会議事録より
○議長(永井辰男君)厚生委員長から報告願います
(菊地はな君登壇 )
○菊地はな君

閉会中、厚生委員会に審査を付託されました案件について、委員会における調査及び審査の経過並びに結果のご報告を申し上げます。

乳幼児保育及び学童保育は、都の中期計画に基づく、各区の積極的な施策によりまして徐々に解決の方向に向かいつつありますが、技術革新がもたらす時代的要請は婦人の職場進出をますます積極化しておりまして、保育に欠ける乳幼児と小学校低学年の学童はあとを断たない現状でございます。

したがって都においては、この解決策として、公立保育園の建設を促進すると同時に、市立保育園の助成に乗り出し、無認可保育園の認可基準に引き上げをはかることとなり、認可整備資金貸し付け制度を創設いたしました。
これに基づき、当品川区におきましてもこぐま保育園が率先して認可の取得に乗り出し、四百名をこえる共鳴者の署名のもとに請願が提出されましたので、委員会は7月1日現地視察を行い、視察の結果、設置者の熱意と施設の現状を考慮して審査を行いましたが、都の貸し付け金制度は建物の建設資金のみを対象としており、用地の購入資金は考慮しないという片手落ちの制度であるため、請願者はやむを得ず区有地の貸し付けを希望しているものでありまして、これをいれるためには、区が土地を購入して貸し付けるよりほかないわけでございます。

しかし、自主財源の乏しい区の財政事情から、これはきわめて難事業であり事業の性質上、当然都が財調措置をすべきものとの結論から、委員会はこれを採択し、執行部において、都に対し強行に折衝するよう要請すると同時に、全都的問題として23区厚生委員会に提案し、委員長会の決議として、本制度の抜本的改正を強く都に要請することといたしました。

無認可保育所を認可保育所にするための建設資金または区有地の貸し付けに関する請願(44・6・16 第26号)

  1. 無認可保育所を認可保育所にするための基準にあう区有地を貸付けてください。
    本委員会は、右請願を審査の結果、左記の意見を付して採択のうえ執行機関に送付するべきものと決定したから報告する。

昭和44年9月29日
厚生委員長 菊地 はな

品川区議会議長 永井 辰男 殿

意見 執行機関においては、用地買収に要する経費の財源確保をはかるよう都に対し格段の努力をなされたい。

1975年(昭和50年) 4月 第二次認可保育園建設運動発足
1979年(昭和54年) 無認可保育園を認可する審議会(区の理事者と三園「こぐま・ひよこの家・あゆみ」代表で構成)
1981年(昭和56年) 認可建設委員会発足(共同3園)
1983年(昭和58年) 4月 社会法人戸越ひまわり福祉会
「戸越ひまわり保育園」開園(品川区)
2005年(平成17年) 4月 あけぼの保育園開園(中野区立あけぼの保育園民営化に伴い)
2013年(平成25年) 7月 あけぼの保育園耐震工事完了
2014年(平成26年) 3月 戸越ひまわり保育園閉園
2014年(平成26年) 4月 大崎ひまわり保育園開園

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