保健室より

2025年度10月

10月10日は目の愛護デー
そして10月11日は「ウインクの日」。 今月は目についてお届けします♪

【視力の発達】
・生まれたばかりの赤ちゃん=明暗ぐらいしかわからない。
・1か月=物の形がわかる。
・2か月=色がわかる。
・4か月=動くものを追視できる。
・1歳までに=急に見えるようになる。
両眼視機能(両目で同時にものを見る機能)が急成長
・3歳=半数が1.0。両眼視機能がほぼ完成。
・6歳=大人と同じくらい見える。

【こんなときは眼科受診を】
・テレビ、おもちゃ、絵本等に極端に近付いて見る癖がある
・片方の目だけで物を見る
・光を極端にまぶしく感じる
・目やにや涙が多く出やすい
・首をかしげて物を見る癖がある
・よく転んだり物にぶつかったりする

【スマホ、タブレットを近くで長くみていると…】
 テレビ画面は大きいので、両眼で見ることが多いです。しかしスマホ等は画面が小さいので、近くで片眼で見ることになり、両眼視機能の発達に悪影響を及ぼします。40~50cm離し、15分以下で終わらせるように努めましょう。

【アデノウイルス】
 これが原因で、流行性角結膜炎、咽頭結膜熱(プール熱)になることがあります。目の症状としては「目やにが増える」「充血する」「涙が増える」「まぶしそうにする」などがあります。非常に感染力が強く、潜伏期間も長いので、一気に感染拡大します。必ず受診し、登園して他の子にうつさないかどうか診断してもらってください。

2025年度9月

こどもたちは日々成長! 靴のサイズを確認しましょう♪きゅうく(・)つ(・)な靴はく( ・)つ(・)う(苦痛)ですわ・・

正しい靴の選び方

  1. 甲の部分がマジックベルトで留められる…歩く度に、足は靴の中で前後します。この前後への滑りを防いでくれるのがマジックベルトや靴紐です。
  2. かかと周りがしっかりしている…足にかかる負担は「歩行時=体重の2倍」「走っているとき=3倍」「ジャンプ=6倍」と言われています。そんな重労働に耐えられるのは、力いっぱいかかと部分を押しても、形が歪まない、へこまない丈夫なものがおすすめです。
  3. 靴底が歩き方に合っている…0~2歳は歩行が不安定で横ブレしがちです。靴を置いたときに靴底がピタッと安定するもの。さらに足を支えるかかとから足首にかけての保護性、強度を最優先しましょう。3歳以降は、拇趾で地面を蹴り返す動作ができるようになり歩行が安定してきます。そのため、足をダイナミックに動かせることが重要です。靴を持って曲げたとき、つま先からかかとに向かい3分の1、関節の位置が楽に曲がり、クッション性のあるものを選びましょう。
  4. つま先に適度なゆとり…こどもの足は半年で約0.5㎝大きくなります。大き過ぎる靴を履くと、足が前滑りしてゆびや爪が靴先に押し込められたり、踏ん張れなかったりします。かかと重心、浮きゆびの原因になります。また、靴の中で足が前後左右に激しく動き歪みます。そのため早く型崩れし不経済です。

今履いてる靴はちょうど良い?

中敷きを出し、その上に立たせてみます。ゆび先に0.7~1cm余裕のある状態がちょうど良いサイズです。

 正しい履き方

  1. マジックベルトをゆるめ履き口を広く開ける。
  2. 足を靴の中に入れかかとトントン
  3. マジックベルトをしっかり引き寄せ、緩まないように留める。

2025年度8月

巷では、「百日咳が流行っている」というニュースが流れていますが、夜~明け方咳がひどい、咳が長引く、気管支拡張剤テープを貼っている、心当たりはありませんか?
気道の炎症が続いているかもしれません。

【 気道が炎症って? 】
傷痕がいつまでも残っている部位を想像してみてください。元の滑らかな皮膚には戻らない状態。気道でも同様の症状が起きます。慢性的な炎症を、きちんと治療しなければ「ヒューヒューゼイゼイとは言わない、普段の状態」でも「傷痕は残ったまま」です。そして、風邪などの感染症にかかり、炎症が増悪したときに、症状は悪化します。気管支拡張剤は気管支を広げ、呼吸が楽にはなります。しかし炎症を抑えることはできません。気道の炎症は「始まったな」と感じたら受診し、軽いうちから治療し始め、医師がOKを出すまで通い続けることが重要です。

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